マメ・靴擦れ・皮膚ずれ対策
なぜマメ対策が必要なのか
100kmウォークで完歩を目指すなら、マメ対策は必須です。
なぜなら、リタイヤの原因の多くがマメによるものだからです。
マメができることで足を地面につくことすら辛い状態になります。マメが潰れるともう通常の歩行ができない状態になります。マメができたことで、その足をかばってバランスが崩れ、他の箇所に痛みが出てきます。そうなると完歩は難しくなってしまいます。
マメができる原因とは?
マメができる原因は次の通りです。
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靴のサイズが合っていないことで、靴の中で足が遊んでしまい、擦れてマメができる。
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靴下にシワができていて(特に足裏やかかと)、シワの箇所が擦れてマメができる。
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靴や靴下が蒸れて湿気がこもり、摩擦になってマメができる。
ということは、これらの原因を取り除けば、マメに悩まされることなく、快適に歩けるということになります。
マメを防ぐ方法
前もって予行練習をしておく
1ヶ月前までに1回本番を想定して、靴を中心に本番の格好で30kmぐらい歩いてみましょう。どこで痛みが出てきたか、マメはできたか、擦れは問題なかったか確認しましょう。
靴紐は遊びがない程度に締める
靴の中で足が遊ばないよう靴紐を締めますが、時間が経過すると足のむくみが出てキツく感じることがありますので、紐を緩めるなり調整してください。
靴下を履く前に皮膚保護クリームを塗る
プロテクトS1などの皮膚保護クリームを塗ることで、皮膜を作り摩擦を防止できます。ワセリンより皮膜の保持が長く、ベタつきも少ないのでオススメです。休憩の都度こまめに足全体に塗布してください。
五本指ソックスを履く
五本指靴下は指間の制汗効果と摩擦を防ぐ効果があります。シワを作らないように履いてください。
靴を脱ぐ、靴下を履き替える
休憩で都度履き替えると湿気を防ぐことができます。 休憩の際には、靴を脱いで、靴の中の湿気を取り除きましょう。
靴擦れ・衣擦れ・股擦れを防ぐ方法
マメとともに気をつけたいのが擦れです。 マラソン経験がある方は分かるかと思いますが、乳首や脇下は衣擦れが起こるポイントになります。フルマラソンでは擦れの痛みでリタイヤされる方も多いと聞きます。
更に距離も時間も長い100kmウォークでは股間や内股、肛門の擦れも気をつけないといけません。 ガニ股でゴールされる方がいらしたら、間違いなく擦れで出血していることが多いです。
気になる箇所には事前に皮膚保護クリームを塗布してください。休憩時のこまめなケアも忘れないようにしてください。
100kmウォーク12回完歩の徒歩者が語るマメ対策
100kmを30時間かけて歩く
気がつけば2013年5月に関西100kmに初参加して、第2回愛媛100kmで通算12回目の完歩となりました。
自分の経験をもとに100kmウォークで注意すること、特にマメ対策と擦れ対策についてまとめてみました。
普段の生活ではあり得ないことを経験するので、想定していないことは当然起こります。
普段歩いていない人は10kmぐらいで筋肉痛が出てきます。本番までに少しずつ慣らしていきましょう。
100kmも歩けばマメぐらいできるよね! いや、マメは防ぐことができます!
4回目ぐらいまで、毎回マメに悩まされていました。
路面はアスファルト、固い路面なので足への衝撃は大きいです。ソールは厚手のものが適しています。日本人は足幅が広いと言われています。NIKEやPuma、Adidasは欧米向けに作られているものが多いです。私は国産メーカーのAsicsを愛用していますが、New Balanceも幅広のものが発売されています。
ちょっとしたケアでマメや擦れを防ぐことができます。マメや擦れを起こさないことでバランスを保つことができます。100km完歩は目の前です!